2009年09月23日

オープンソースハードウエアって

ちょいとまえから私の周辺で耳にしていたものをつい先日入手した。
それ、Arduino(アーデュイーノorアルデュイーノと読むらしい)という小型のマイコンボードです。
こいつがなかなか面白そうなポリシーで開発された代物なので、ちょっとハマりたいと思い入手。

オープンソースハードウエアってオープンソースハードウエアって

手にする前に耳にしていた「マイコンボード」というとこんなかんじのもの。。。を想像していた。
NECのTK-80,HITACHIのH68/TRなどなど、「調べていてもをお懐かしい!」と言葉が出てしまう。

オープンソースハードウエアってオープンソースハードウエアって

今から30年ほど前のTK-80やH68/TRはA4ノートぐらいのサイズで、それに電源だの何だのを色々つないでやっと動くようになったもの。

それがそれが、今の集積技術でこんなになった!
コンパクトサイズになっただけではなく、USB搭載され処理速度も今風。

それだけではない。出だしで少し触れた「面白そうなポリシー」というところが「オープンソースハードウエア」。

「なにそれ?なにがオープン?」、初めて聞いたときは目からウロコ。ソフトウエアの世界ではオープンソースと言われてしばらく経っているがハードウエアのオープンはまだまだ目新しい(気がする)。
調べてみると、Arduinoはオープンソースハードウェアとして教育実習用に開発されたみたい。実際に回路図等も公開されているから自作で写真のようなボードを作ることもできる。
今ではAruduinoの基本から派生した数多くの製品も販売されているようですね。

それに、すばらしいのはハードだけではなく開発環境も無償で提供されているのがすごい。
実際に開発を行うには、パソコン(Windows/MacOS X/Linux対応)とArduino、無償提供のソフトウエア開発環境(IDEという)、あとはUSBケーブル程度でOK。
まあ、写真の基本セットだけではプログラムが動いて・・・・はいおわり、になってしまうが、LEDやモーターなどをつなぐと簡単に動作させることができる(ようです)。

オープンソースハードウエアって
※こんなふううにしてLEDを使える。

Linuxが登場した30年ほど前はソフトウエアが無償配布され、長年熟成されて今のインターネットに無くてはならない存在になったように、オープンソースハードウエアもいずれは時代を変えるものになるかもしれない。
とくに、ここ10年ほどはソフトウエア開発技術に軸がシフトし、日本から「ものづくり」が失われてきたように思われる。
オープンソースハードウエアの登場で「ハードを理解したソフト創り」にシフトするのもいいことかもしれない。

今からちょいと動かす環境を組んで見ます(^^



同じカテゴリー(技術力)の記事
Arduino でDigital Art #2
Arduino でDigital Art #2(2009-10-05 17:53)

Arduino でDigital Art
Arduino でDigital Art(2009-09-28 09:50)


Posted by めっちゃ☆あらかき at 03:18│Comments(0)技術力
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。